三面六臂出世大黒天

開山の当初より庫院(寺の台所)に大黒尊天が祀られてありました。当山は火災に遭うことなく350年間この尊像をお祀りしてきました。奥州仙台七福神霊場会の結成と同時に本堂に移され、その尊像は、いま三面六臂出世大黒天(さんめんろっぴしゅっせだいこくてん)の胎内に胎内仏として納められています。三面とは右:弁天、中:大黒天、左:毘沙門天の三天であり、六臂とは六本の御手、弁天は鍵と如意棒、大黒天は剣と袋、毘沙門天は鎌と鉾を持ち、各天それぞれの願心を表しています。三天一体の大黒天でその功力の偉大なることは測り知ることはできないと言われ、真実仏法の行者を釈迦の化身となって必ず護るとの願心を持っています。

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